歯周病(歯槽膿漏)は放っておくと骨が溶けます。
私はあごの骨が溶けました。
一番ひどいときは
「いてえぇぇぇぇぇぇぇ」
「寝れねぇぇぇぇっぇぇ」
で気が狂いそうでした。
恐ろしい歯周病ですが、しっかり対策すれば防ぐことができます。
1. 丁寧な歯磨き
・ヘッド部が小さく毛の硬い歯ブラシを使う
先細毛のタイプはダメと歯医者さんに言われました。
・歯ブラシは細かく振動を与えるように動かす
大きくゴシゴシではなく歯を1本ずつ磨いていく。
・歯磨き粉・歯磨き剤は付け過ぎは良くない
泡立ちが多くなり、磨き残しを発生させやすいためです。
・磨き終わったら舌で歯がツルツルになっているか確認する
磨き残しがあればツルツルになるまで磨きます。
歯磨きは毎食後行うのが基本です。
2. 歯間ブラシ・デンタルフロスを使う
デンタルフロスをおすすめしますが、慣れないとなかなか難しいので歯間ブラシでもよいです。
普段使わない人が使うと、いかに歯と歯の間が汚いかが分かるはずです。
3. 洗口液を使う
仕上げにリステリンで洗口します。
歯医者さんに「モ○○○ンは効かないからリステリンを使って下さい」とハッキリ言われました。
アルコール含有タイプは刺激が強いのでノンアルコールタイプがおすすめです。
適量を口に含んで30秒すすいでから吐き出します。
ちなみに口臭を消す効果がすごいです。
ガムを噛んだり口臭スプレーをするより効きます。
洗口は基本毎食後ですが症状がひどいなら回数を増やして下さい。
私は毎日10回と言われました。
4. 甘いものを控える
これは日常の心がけです。
虫歯・歯周病菌が繁殖するには糖分が必要です。
これらの菌は糖分を分解して酸に変えます。
この酸が歯や歯茎を傷める原因です。
菌の働きで食後の口の中は酸性になりますが、唾液で洗い流されたり歯を磨くことで酸性度を下げて中性にすることができます。
甘いものをたくさん、1日に何回も食べると口の中の酸性度が高まり、酸にさらされる時間も長くなります。
砂糖がたくさん含まれる甘いものを控えることで、これらの危険度を下げることができます。
とはいっても甘いものを食べたいと思うので、食後のケア方法を示します。
・食後(間食含む)は必ず歯を磨く。
・歯磨きができないときは洗口液ですすぐ。
・洗口液もないときは飲み物(甘い飲み物はダメ)で歯についた食べかすを洗い落とす。
甘いものを食べるなら朝昼夕食の前か後にして、食べたらすぐ歯を磨きましょう。
中途半端な時間におやつを食べて歯を磨かないのがダメです。
参考:厚生労働省 e-ヘルスネット
野生動物は虫歯にならない?
野生動物は歯磨きをしませんが基本的に虫歯・歯周病にはなりません。
それは人間よりもよく噛んで食べるので唾液によってしっかり殺菌されるのと、人間が食べるような砂糖がたくさん含まれるものを食べないからです。
ですがペットの犬や猫に人間が食べる甘いものを与えると虫歯・歯周病になることがあります。
これらが意味するのは
・甘いものがいかに危険であるか
・甘いものを控えることが虫歯・歯周病の対策でいかに効果的であるか
ということです。
まとめ
・虫歯・歯周病かなと思ったら、まずは歯科に通院する
通院済み、治療中の人は、
・毛の硬い歯ブラシで歯を1本ずつ丁寧に磨く
・歯間ブラシかデンタルフロスを使う
・毎食後、リステリンで洗口する
・甘いものを控える
骨が溶ける前に
私は歯周病になってから水やお茶ばかり飲むようになりました。
砂糖が入った飲み物は肥満だけではなく虫歯・歯周病にとっても曲者なんですよね。
歯周病対策はお金も手間もかかり、食べ物、飲み物などの生活習慣も変える必要が出てきます。
お金や時間を失うより健康を失って生活する方がコスト的にも精神的にも大変です。
骨が溶ける前にしっかり対策をしましょう。