1.胸部レントゲン(X線)検査
- 画像が不鮮明で、肺がんは20mm程度まで大きくならないと発見できない
- 前方からの1枚だけの撮影では心臓や骨の影の部分にがんがあった場合は見落とす
胸部CT検査は小さな早期のがんが発見できるので完治できる可能性が高まります。
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2.便潜血検査
- がんがあっても便に血が混じるとは限らない
- 検査で陽性になってがんが見つかっても既に進行大腸がんであることが多くほとんどの場合手遅れ
内視鏡検査なら早期のがんであれば内視鏡下手術でがんの発見と同時に切除もできます。
大腸CT検査は内視鏡より体への負担が少なく短時間で終わります。
ただし、内視鏡のようにがんを発見と同時に切除はできません。
参考サイト
日本大腸肛門病学会 - 大腸CT検査について教えてください
https://www.coloproctology.gr.jp/modules/citizen/index.php?content_id=7
3.胃部レントゲン(バリウム)検査
- 精度が低く、がんがかなり大きくなってからでないと発見は困難
- バリウムは食道をすぐ流れてしまうので食道がんの発見は困難
- 異常が見つかったら結局、内視鏡検査になり二度手間
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4.腹部超音波(エコー)検査
- 画像が不鮮明で早期のがんは発見できない
- 内臓脂肪が多い肥満体型だとエコーで見えにくい
- 背中近くにある膵臓は観察しづらく、膵臓がんの発見が難しい
MRCP検査という、MRI装置で胆のう・胆管・膵管を同時に抽出する検査があります。
エコー検査やCT検査では見えない小さな病変も発見できます。
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命に関わる検査の選択
検査の特徴を知った上で、どの検査を受けるか検討しましょう。
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