この茶番、聞いたことありませんか?
「やる気がないなら帰れ」
↓ ↓ ↓
「いえ、やらせてください」
私は小学生の時「やる気がないなら帰れ」と先生に言われて本当に帰りました。
しかし、帰る途中で別な先生に止められました。
記憶が曖昧ですが、そのあと先生に謝りに行ったと思います。
帰れと言われた理由は、行事の練習で少しふざけたからだったと思います。
「子育て心理学」と呼ばれるアドラー心理学にヒントがあった
私は20代のころ、アドラー心理学の本を読みました。
しかし頭の悪い私では理解できませんでした。
それでも1つだけ共感できる部分がありました。
その部分を要約すると
- 子供に「帰れ」という突き放すことを言っておいて「やらせてください」という相手からの歩み寄りを求めるのは身勝手で卑怯
- 相手が言ってくれるだろう、やってくれるだろうというやり方は、育児・教育現場や仕事でもダメ、リスクが大きすぎる
「帰れ」と言われた経験があったので、これは共感できました。
実際に「帰れ」と言われた時は、もう先生に信頼されないと思いました。
「帰れ」と言われて帰ったら「帰るな」、その問題点
「帰れ」と言われて実際に帰ったら
- 「何で帰ったんだ!」と叱責
- 「帰るな!」と引き止められる
このような、二つの矛盾したメッセージによって精神的負荷がかかることを、心理学ではダブルバインドと呼びます。
ダブルバインドは受け手に混乱をもたらし、大きなストレスを長期で与えます。
その他にも
- 受け手の自信喪失、メンタルの不安定化
- 人間関係の悪化、信頼低下
などの問題があります。
まとめ
- 相手のやる気を感じない時の対処法で「やる気がないなら帰れ」という叱り方は不適切
- ダブルバインドが起きると相手から信頼を失う
ダブルバインドは強烈です。
大人になった今の私にも憎悪を沸き上がらせるほどです。
何十年も続く恨みを生み出すので、ダブルバインドを起こすようなことは言ってはいけません。
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