私は渓流釣りで山に行くことがありますが、幸いにも熊を見たのはクマ牧場でのみです。
クマよけグッズの紹介
熊鈴
熊は聴覚が優れ、高い音に敏感です。
鈴の音を察知し、立ち去る熊がカメラに映っています。
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熊よけホイッスル、笛
鈴と同じく、音で熊に人間の存在を知らせます。
ホイッスルは強く吹くと耳が痛くなるくらい大音量が出ます。
ラジオ
クマよけだけではなく、防災用として持つのもいいかもしれません。
ただし、ラジオは常に音が鳴っているので周囲の音や気配に気づきにくいデメリットがあります。
熊よけスプレー
万が一、クマに遭遇してしまった時に有効なのが熊撃退スプレー。
ただし、使用時は風向きを考えないと自分や仲間にダメージを与えてしまう恐れがあります(クマを目の前にして風向きを考える余裕はないかもしれませんが・・・)。
誤噴射しないように取扱いは細心の注意が必要です。
フラッシュライト
真偽不明ですが、夜間にフラッシュライトで熊を撃退したという話があります。
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対熊でフラッシュライトは心もとない気がしますが、近距離で遭遇してしまったときの対抗手段の一つとしてフラッシュライトがあることを覚えておくだけでも良いと思います。
フラッシュライトはキャンプではもちろん、護身、防犯、防災でも使えるので便利です。
クマ対策の知識、出会わないための行動
- 音を鳴らして人がいることをクマに知らせる
- クマ出没情報を調べる
- シカの死体には近づかない
- ゴミを捨てたり、食べ物を野外に放置しない
- クマの痕跡(足跡、糞、爪跡)を見つけたら引き返す
参考サイト
クマに遭遇してしまったら
クマとの距離100m
- 静かにゆっくりその場から離れる
クマとの距離20~50m
- 両腕を上げてふり、穏やかに話かけながら、突進に備えてクマとの間に立ち木などの障害物が来るように静かに移動する
クマとの距離20m以下
- 大声で叫んだり、クマを背にして逃げるのは避ける
- ヒグマは時速60kmで走るので、人間が走っても逃げ切れない
クマが突進してきたら
- 戦いの基本、高所を取る(倒木や石の上など)
- 大きな声と音をたてて威嚇
- クマ撃退スプレーなどを準備
- 木の棒など武器になりそうなものを手に取る
襲われた時の防御姿勢
- うつ伏せになって顔と腹部を守り、首の後ろに手を回して保護する
画像出典:知床財団
参考サイト
襲われても諦めない
クマに襲われても生還した事例は多くあります。
人間も自然界に入れば他の動物と同じように生存するために戦う必要があります。
ちっぽけなナイフでも、蹴り殴りの打撃よりは斬撃の方が攻撃力はあるでしょう。
木の棒でも投石でも間合いを取れます。
ズボンのベルトでも武器になります。
逃げ場がなくても、
手や足をやれても、
諦めず、
少しでも生存率を上げるため抵抗すべきです。