今週のお題「練習していること」
唐木元さんの
新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング
を紹介します。
要約:文章は構造を考えてから書く
- 書きたいことを順序や整合性は気にせず箇条書きで書き出す(パーツを集める)
- 箇条書きした項目を5W1Hに沿って揃える
- 書く前に主眼と骨子を考える
主眼:テーマ、その文章の目的
骨子:「何を」「どれから」「どれくらい」話すか
- 箇条書きした項目から主眼・テーマを設定する
- 箇条書きした項目の骨子、「何を」「どれから」を設定する
- 箇条書きした項目の骨子、「どれくらい」をA・B・Cの3段階で設定する
- 設定した主眼、骨子を元に、言葉を肉付けして文章を書く
感想1:読みやすい文章が書ける人・書けない人の違いに気付いた
私は様々な人が書いた本を読んできました。
- 医者
- 科学者
- 新聞記者
- 企業の社長
- 投資やビジネスで儲けた人
- 軍人
- 画家
- 大学教授
- 議員・政治家
- 釣り師
- ジャーナリスト
- ブロガー
- カメラマン
- 漫画家
- 政治・経済・軍事評論家
- 歴史研究家 など
その中でも、WEBメディア関係者、WEBライティング経験者の本は読みやすいと感じます。
一方で同じ物書きでも、新聞記者の本は読みにくいです。
この差は読者のことを考えているかの違いだと、この本を読んで気付きました。
感想2:書き手本位では通用しない
オールドメディアは、
- 言いたいこと、書きたいことを書く
- 文法的に正しいか
の2点は考えていると思います。
WEBメディアは上記2点に加え、さらに1点、
- 読者が読みたくなる文章か
というのを突き詰めています。
「新しい文章力の教室」の著者はニュースサイトの編集者です。
著者は「良い文章とは完読される文章である」と述べています。
情報過多のネット空間では、ネットユーザにニュースを読んでもらうこと自体が難しいです。
さらに完読してもらうとなると至難の業です。
だからこそWEBメディアは読まれやすさを熟考しています。
「書いたから、教えてやるから、読めよ」
という書き手本位では通用しないということです。
さいごに:読みやすいは伝わりやすい
私は弱小ブロガーですが、記事を書くからには読まれる文章を書きたいと思っています。
読みやすい文章を追求した本書を吸収して伝える力を鍛えたいです。
「書くだけじゃダメ、相手に伝わんなきゃ」
と、自分に言い聞かせます。
ちなみに、著者のライティングの現場では1日5~15本の記事を書くそうです。
う~む、私にはWEBライターは無理です(笑)
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