ニートの名言「働いたら負けかなと思ってる」
「働いたら負け」は世間一般では批判的に受け取られていました。
「働かざる者食うべからず」というレーニンの言葉が大好きな日本人が反感を持つのは当然だったと思います。
働かない者は㋛ねというのだから中々すごい言葉ですよね。
まあ、独裁者ですからね。
「働いたら負け」はネットの世界ではネタとして面白がられていました
当時の私はまだ就職前で働いていませんでしたが、「働いたら負け」に対する反感はなく、「こういう考えもある」という受け止め方でした。
それよりも労働に対するネガティブな感情が大きく、心情は理解できると思いました。
10代の学生が感じる日本の労働というのは、当時でも悲観的に見えたのです。
「働いたら負け」を笑えなくなった
- 暴力が肯定されるハラスメント職場
- 次々と明るみに出るブラック企業の不正
- 「karoshi」として世界中に広まってしまった日本の過労死
- 増える税金と増えない給料
最悪、自ら命を絶ってしまうことすらある労働は、到底「勝ち」とはいえず「負け」と表現する方が自然に思えます。
働いても報われない、希望が持てない、となると「働いたら負け」は笑い事ではなく現実です。
再起不能な「負け」を喫する前に
多くの人は働いて稼がなければ食っていけない状態だと思います。
だからといって、人生を狂わせるほど働く、働いて命まで失う、それは敗北です。
再起不能な敗北をするくらいだったら、仕事は適当に、ほどほどにしましょう。
私は「完全勝利」は無理だったので、局地的な「勝ち」を得るセミリタイアをしました。
そのおかげで破滅的な考えにはならずに済みました。