齋藤孝さんの
孤独を生きる
を紹介します。
孤独本だがアンチ孤独本でもある
一言要約:孤独が辛いと思う人は趣味に打ち込もう
「孤独は問題だ」
「孤独は怖い」
などと世間は勝手に決めつけて、ハラスメントや迫害を行ってきました。
そんな虐げられてきた孤独な人に寄り添う内容です。
と言いたいところですが、著者は孤独に肯定的に見えて、密か~に毒針でチクチク刺してくるので巧いです。
2022年発売の本らしさ、新しさはありません
この本の著者に新しいこと、未来のことを期待するのは筋違いでしょう。
著者の年齢を考えれば若者とのジェネレーションギャップは当然あります。
だから若者が読んだら古臭いと感じるかもしれません。
今の若者なら孤独と賢く付き合えると思います。
AIやメタバースが普及すれば孤独は問題ではないと思います。
釈迦に説法な内容
常に一人行動、孤独が日常の私にとって、釈迦に説法な内容でした(笑)
孤独の楽しみ方なんて無限にあるので、誰かに教えてもらうまでもありません。
「孤独って対策するものなの?ライフスタイルの一つに過ぎないでしょ」という考えが頭に浮かんで共感できませんでした。
自分と釈迦の差、そんなになくね?
本書では釈迦(ブッダ)のありがたい教えが紹介されています。
そこで思ったこと。
私は釈迦よりも長期間かつ広範囲の歴史や知識を知っている立場です。
釈迦の視点で見れば、私は未来人であり、神の視点を持つ者です。
釈迦も人間であったと考えると、とてつもなく進歩した考えではなく、現代人が自力で出した答えでも、釈迦相当のアウトプットができると思います。
「俺も似たようなことブログでアウトプットしてるし、釈迦と大差なくね?」
他人の知識や経験をあれこれ拾ってきて自分のものにできると、自己肯定感が上がって大口を叩けるようになります。私のように(笑)
そういう意味でも本などで知識を身に付けるのは有意義と言えます。
締めの一言
百歩譲って孤独が怖いとしても、どうせ死ぬんだから気にしても仕方ないっしょ