揚げ物が体に悪い理由
・油で揚げた食品に含まれる「アクリルアミド」に発がん性がある
・加熱した油は「トランス脂肪酸」が増え、動脈硬化や心臓疾患のリスクが高まる
- 【ミスリード】テレビ番組「からあげはいくら食べても太らない」
- 「からあげダイエット」は低糖質だから太らないのは当然
- 高温調理で発生するアクリルアミドの危険性
- 体に悪い油、トランス脂肪酸
- 揚げ物はたまにでいいんじゃない?
【ミスリード】テレビ番組「からあげはいくら食べても太らない」
お笑い芸人が、から揚げを1日60個、3日間食べ続けて体重変化を検証するテレビ企画がありました。
その結果は、体重は変化せずだったようです。
このテレビ番組によって「から揚げはいくら食べても大丈夫なんだ!」と視聴者のミスリード、勘違いを招いていて危険だと感じました。
「からあげダイエット」は低糖質だから太らないのは当然
・鶏肉は糖質0(ゼロ)
・から揚げの衣に使うから揚げ粉や片栗粉はほぼ炭水化物(糖質)だが、から揚げで使うのはごく少量
・鶏肉に多く含まれるタンパク質は血糖値上昇を抑える効果がある
上記のように太る要素がほとんどない。
だから、3日間という短期の検証だとしても、から揚げだけをいくら食べても太らないのは理解できます。
痩せたいという観点だけならば「からあげダイエット」は有効です。
でもそれだけで「毎日食べても大丈夫!」「健康にいい!」と思って勘違いするのが危険なのです。
高温調理で発生するアクリルアミドの危険性
「油で揚げる」という調理で発がん性のあるアクリルアミドが発生します。
アクリルアミドの低減方法、対策
調理方法を「煮る」「茹でる」「蒸す」に変える
出典:毎日新聞生活報道部
「煮る」「蒸す」で発がん性抑制を
https://www.kyoeikasai.co.jp/kpa/agent/monosiri2015-36.htm
体に悪い油、トランス脂肪酸
安価な植物油は製造過程で、動脈硬化や心疾患の危険があるトランス脂肪酸が多く発生します。
さらに「油で揚げる」という調理でもトランス脂肪酸が増えます。
トランス脂肪酸の低減方法、対策
調理方法を「煮る」「茹でる」「蒸す」に変える
使う油は酸化しにくいオリーブオイルにする
揚げ物はたまにでいいんじゃない?
揚げ物を食べるなと言っているわけではありません。
私は年に5~6回は揚げ物を食べています。
ただ毎日食べると体が徐々に蝕まれ不調が現れます。
健康に関する情報は溢れかえっています。
「何々ダイエット!」とメディアが取り上げてエビデンスを示しても、その裏に見落としていることがあるかもしれません。
「太らない=健康にいい」ではありません。
「騙された!」と後悔しないために、エビデンスの質をしっかり見極めフードリテラシーを高めたいですね。